令和4年度修了生

SCC講義 Day 5


SCC Day 5の講義は、特別ゲストを東京からお招きし、スタートしました。
この日は「ミーニング・ノート」の開発・考案者である山田智恵先生の「チャンスのつかみ方」から始まりました。SCCのリアル講義では、これまでHBMS講師陣によるMBA理論を中心に経営に関する知識と実践に有益なメソッドを学んできました。経営戦略、アントレプレナーシップ、アカウンティング、ICT、マーケティング、ファイナンス、そして事業計画ブラッシュアップのためのメンタリング・・・。
特別講義ではMBAメソッドには存在しない、「チャンスのつかみ方」を用意しました。もちろん三原初の講義です。

山田智恵先生の「一家全員無職になる」という過去の絶望の原体験から生まれた、世界で初めてチャンスのつかみ方を体系化したミーニング・ノートメソッドを学びました。不安よりも希望に目を向け、ないものよりもあるものの価値を見出す。出来事を点ではなく線(つながり)として捉える。1日3つのチャンスを書くことで進む道が見えてくる。
チャンスは「心が動いた出来事」で3種類あります。キラキラチャンス(特別な出来事)、わらしべチャンス(ささいな出来事)、スパイシーチャンス(痛みがある出来事)、毎日の出来事からチャンスに気づき、ノートに書くことでチャンスを可視化し、そのチャンスのつながった先の価値を見る。チャンスには意味があるので、「出来事+意味付け」で書きとめる。実は、この意味付け力が重要です。チャンスを書きとめたノートは、世界で1冊のあなたのデータベース。分析することによって、自分の才能、想い、縁や経験が見えてきます。そして自分なりの戦略を立てることで大きなチャンスを引きよせることが可能になることを学びました。
経営には努力だけでなくチャンスも必要。そのチャンスも見過ごしてしまうことは大きな機会損失です。
ビジネスだけでなく、ライフデザインにも有益な講義でした。会場にいるみんなの眼差しがいつもの講義より真剣、そして楽しそうに見えました。智恵先生、三原、SCCそしてみんなのためにありがとう !!

午後は、千葉からお越しいただいた、HBMS教授 七田良彦先生の講義「ビジネスリスク」です。
ビジネスにはリスクはつきもの。ニクソンショック、オイルショック、リーマンショック、東日本大震災、パンデミック、ウクライナ侵攻等、たくさんの事例をもとに、どうしてこんなことが起きたのか、何が起こったのかを振り返りました。サプライチェーンの拡がりやグローバリゼーションの影響で、企業や個人の活動領域は大きくさまざまなリスク要因に囲まれているため、今や世界のどこかで起きたでは済まされない時代です。
最近の物価上昇や円安を見ても、自分とは無関係だと言える人は、おそらくいないと思います。
経営に影響を与える不確定要因をリスクとして見える可し、どう対処すべきか各種リスクの因数分解も必要です。またリスクは一度だけとは限らず、繰り返すとも言われています。我々の日常や経営にどのようなリスクが潜んでいるのか、リスクを語り、リスクを測りリスクを共有することは大事です。なぜなら、明日のことがわからないような不確実性が高く将来の予想が困難な時代だからです。
起業や新規事業開発を考えるSCC受講生にとっても、リスクマネージメントは大きな課題であり学びとなりました。一方で七田先生のスライド資料にもありましたが、リスク(危機)は危険ですが機会でもあります。

最後の講義は、いつも通りメンタリングです。中間発表が目前の壁打ちとなりましたが、ビジネスモデルは変化を続けています。受講生はソウルメイトからの質問やコメントを受け止めながら一歩一歩前進し、「誰に・何を・どうやって提供するのか」を何度もしっかりと考えています。そして顧客とそのニーズを明確に言語化・数値化し、売上がコストを上回る収益化の仕組みを構築します。SCCで学んでいる知識を活用しながら日々スタートアップ(始動)していますが、順調に進むよりも苦しみ悩みながら前進することに意味があります。顧客そしてあなたの未来のためにビジネスの芽をしっかり育てて下さい。
悩んだらいつでも我々メンターに声をかけて下さい。パートナー型メンターとして、いつでも壁打ちの相手をさせていただきます。これから一気に階段を駆け上がりましょう。

関連記事

TOP