スタートアップ(始動)について

本事業名の冒頭には、「スタートアップ」の言葉が冠として使われています。
なぜ三原市でスタートアップなのか、ハードルが高すぎるのではないか、テクノロジーの導入はどのように解決するのか疑問に思われる方も多いかも知れせん。  

一方、「スタートアップ」を辞書で調べると「始める」、「起こす」、「立ち上げる」という意味を持つとあります。この事業ではシンプルかつ純粋に、この後者に強い熱意を抱き、三原市で起業・新規事業をチャレンジする起業家の「始動」をスタートアップとして想定しています。

講師及び関係者は、受講者と共に起業・新規事業と言う「冒険(アドベンチャー)」を続けるための支援者そしてソウルメイトとなって伴走します。

ところでスタートアップ創出シティカレッジ(SCC)のゴールは、受講者が発想する事業計画をブラッシュアップし、「動き出す」を支援することです。受講者が取り組むビジネスの多くは、中小企業ビジネス(スモールビジネス)ですが、ビジネスプラン策定メソッドには、「スタートアップ戦略」を積極的に取り入れたいと考えております。

これまで、スタートアップ界隈では、起業家の先人達が幾度も挑戦・失敗を繰り返し、その失敗から学びを得ながら、仮説検証を繰り返したことによって、最近では、失敗確率を引き下げるための工夫、キャズム(大きな障害や溝)やデスバレー(死の谷)等の試練を越えるための戦略が語られるようになってきました。
起業・新規事業を目指す者には、この戦略は非常に価値のある指針で、ビジネス領域に関わらずこれを学ばない選択は、成功への遠回りであり、他者と同じ失敗を繰り返すことにもなります。

つまりスタートアップ戦略をスモールビジネスに取り入れることによって、ビジネスの失敗確率を引き下げ、成功確率を高めるためのレバレッジになるものと考えております。

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