令和6年度

SCC6年度 Day8

起業に必要な“リアルな知識”と“最後の対面メンタリング”

令和6年度「SCC Day8」が開催されました!
いよいよ最終発表が近づく中、今回は起業に欠かせない“実務力”を高めることをテーマにした一日となりました。
講義は、「労務の基本」「ビジネスモデル分析」、そして最後の対面での「メンタリング」。
理想だけでなく、現実を見据えた起業家としての力が求められるフェーズに突入しています。

【松本社会保険労務士】起業家こそ知っておくべき「労務の基本」

起業というと、アイディアや売上づくりに目が行きがちですが、実は避けて通れないのが「労務」の問題です。
今回の講義では、特定社会保険労務士の松本氏が登壇し、雇用に関する基本的な知識や注意点について解説してくださいました。

受講生は、実際に「雇用契約書」「労働条件通知書」の記載演習を行いながら、実務に即した知識を習得。
「こんな細かいことまで決めておく必要があるのか」と驚く声もありましたが、同時に「ここを曖昧にすると、後々トラブルになる」という現実的な視点を得ることができたようです。

起業家として「人を雇う責任」を持つことの重みを実感する講義となりました。

【村上氏(ロッテベンチャー)】決算資料から見抜く「ビジネスモデル分析」

続いては、三原出身で現在ロッテベンチャーに所属する村上氏による講義。
テーマは「上場企業のIR情報を使ったビジネスモデルの分析」です。

講義では、有名な上場企業の決算資料を例に取りながら、「この企業はどうやって売上を上げているのか」「コスト構造や強みは何か」といった視点で読み解く方法を学びました。

「数字の裏にあるストーリーを読み取る力」が、起業家にとっても非常に重要であることを実感する内容で、普段は触れる機会の少ないIR資料の見方を知る、貴重な時間となりました。

対面ラストのメンタリング:最終発表に向けた仕上げの時間

午後は、SCCでの対面としては最後の「メンタリング」セッションが行われました。
これまで積み上げてきたビジネスアイディアを、講師や受講生同士で共有し、フィードバックを受けながらブラッシュアップを図ります。

最終発表が目前に迫る中、どのチーム・個人にも緊張感と意気込みが感じられました。
「ここを伝えたい」「もっとよくしたい」という熱が、会場全体に満ちていました。

ゴールはすぐそこ。でも、ここからが本当のスタート

SCC Day8を終え、いよいよ次回は最終発表です。
この数ヶ月で、受講生たちは「アイディアを語る人」から「事業を形にする人」へと確実に変わってきました。

起業に必要なのは、夢やビジョンだけではありません。
現実を見据えた準備、学び、そして行動。Day8では、まさにその力が問われる一日でした。

次回、全員の集大成となる最終発表に向けて、ラストスパート。
SCCの物語は、いよいよクライマックスを迎えます!

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