令和6年度

SCC6年度 Day5

ローカルと起業、そして中間発表へ

令和6年度「SCC Day5」が開催されました!
折り返し地点を迎えた今回は、地域と食をテーマにした講義や、実践的なビジネスの講話、そして受講生による中間発表が行われました。
一日を通して、学びと緊張、そして達成感が入り混じるような濃い時間となりました。

「参加し合える農と食をローカルから」――吉川先生の講義

最初の講義では、吉川先生による「参加し合える農と食をローカルから」というテーマでお話しいただきました。
現代の地域課題や食のあり方に触れつつ、「一方的に与える・消費するのではなく、互いに関わり、つながること」が地域における農と食の未来を切り開くというお話が印象的でした。

農業や地域づくりをビジネスとして考えるうえでも、「人とのつながり」や「継続的な関わり方」の大切さが強調され、受講生にとって新たな視点を得る機会になりました。

地元出身の起業家が語るリアル:ベイシス吉村社長の講話

続いては、ベイシス株式会社 代表取締役・吉村公孝氏による特別講話。
同社は東証グロース市場に上場する注目企業で、吉村社長は地元・三原市のご出身です。

起業の原点から、上場までの道のり、そして現在の事業への想いや地域へのまなざしなどを率直に語っていただきました。

「目の前の小さな課題を丁寧に拾い、行動に移すことが、未来につながる」
という言葉に、受講生たちも真剣な眼差しで耳を傾けていました。地方発の起業でも、可能性は十分にある――そんな勇気をもらえた講話となりました。

受講生による中間発表:ひとつの山を越えて

最後は、いよいよ受講生による中間発表の時間です。
これまであたためてきたビジネスアイディアを、それぞれがスライドにまとめ、前に立ってプレゼンテーションを行いました。

どの発表にも、その人らしさや課題への想い、試行錯誤のあとがしっかりと詰まっていました。岡田市長、八天堂森光社長、HBMS講師からのフィードバックを受けることで、気づきや改善点も明確になったようです。

ただ、発表が終わると、ほっとしたのか皆さん少しぐったりとした様子…。
それだけ本気で取り組んでいた証拠でもあります。

まだゴールは先ですが、確実に一歩を踏み出した姿がそこにありました。
ゴールではなく、ここからが本番

SCC Day5では、地域・農・起業というキーワードに触れながら、自分のビジネスアイディアを社会に問い直す機会となりました。

中間発表を経て、自分の構想を一度「外に出す」ことで、次のステップがよりクリアになってきたのではないでしょうか。大切なのは、ここからさらに練り上げていくこと。

次回以降、実現性を高める作業が本格化していきます。
そのプロセスを仲間とともに歩めることも、SCCの魅力のひとつです。

皆さん、もうひと踏ん張りです!次回のDay6も、どうぞお楽しみに。

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